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WordPressでECサイトを作る方法。WooCommerce導入から運用まで

2026 5/19
Web制作・ホームページ
2026-05-19
目次

WordPressでECサイトを作るメリットとは?

「ECサイトを作りたいけれど、予算が限られている」「専門知識がなくても自分たちで運営できる方法はないだろうか」――そんな悩みを抱えている方は少なくありません。実は、WordPressとWooCommerceを組み合わせることで、初期コストを抑えながら本格的なECサイトを構築することができます。

WooCommerceは世界中で使われているWordPress用のECプラグインで、全世界のオンラインショップの約28%がWooCommerceで構築されています。この普及率の高さは、その使いやすさと拡張性の高さを物語っています。

コストを大幅に削減できる

一般的なECサイト構築サービスでは月額5,000円〜30,000円の利用料がかかりますが、WooCommerceはプラグイン自体が無料です。必要なのはレンタルサーバー代(月額500円〜2,000円程度)とドメイン代(年間1,000円程度)のみ。初期投資を最小限に抑えながらスタートできます。

また、既存のWordPressサイトがあれば、そこにWooCommerceを追加するだけでECサイト機能を持たせることができるため、コーポレートサイトとECサイトを一元管理することも可能です。

自由度が高く、カスタマイズしやすい

既存のECプラットフォームでは制限が多く、自社のブランドイメージに合わせたデザインが難しいケースがあります。一方、WooCommerceはWordPressのテーマシステムを活用できるため、デザインの自由度が非常に高いのが特徴です。

商品ページのレイアウト、チェックアウトページの導線、メールテンプレートなど、細かな部分まで自社の要望に合わせてカスタマイズできます。また、8,000種類以上の拡張機能が用意されているため、必要な機能を後から追加することも容易です。

SEOに強い構造

WordPressは元々SEOに強い構造を持っており、その上に構築されるWooCommerceもその恩恵を受けられます。商品ページごとにメタタグの設定が可能で、Yoast SEOなどのプラグインと組み合わせることで、検索エンジンからの集客を強化できます。

実際、中小企業がWooCommerceでECサイトを立ち上げた結果、半年で自然検索からの流入が60%増加した事例も報告されています。

WooCommerce導入の準備と基本設定

WooCommerceを導入するにあたって、適切な準備と設定を行うことが成功の鍵となります。ここでは、スムーズに導入するための手順を詳しく解説します。

必要な環境を整える

まず、WooCommerceを快適に動作させるために、以下の環境を用意しましょう。

  • WordPress 5.8以上(最新版を推奨)
  • PHP 7.4以上(8.0以上を推奨)
  • MySQL 5.6以上またはMariaDB 10.3以上
  • SSL証明書(https化は必須)
  • メモリ容量:最低256MB、推奨512MB以上

特にSSL証明書は、クレジットカード情報などの個人情報を扱うECサイトでは必須です。多くのレンタルサーバーでは無料のSSL証明書(Let’s Encrypt)を提供しているので、必ず設定しましょう。

サーバー選びでは、エックスサーバーやConoHa WING、さくらのレンタルサーバなど、WordPress対応を明記しているサービスがおすすめです。これらは自動インストール機能があり、初心者でも簡単にWordPressを設置できます。

WooCommerceのインストールと初期設定

WordPress管理画面から「プラグイン」→「新規追加」を選び、「WooCommerce」で検索してインストールします。有効化すると自動的にセットアップウィザードが起動するので、以下の項目を設定していきます。

  • ストアの所在地(住所、国、郵便番号)
  • 販売する商品のカテゴリー
  • ビジネスの詳細(売上予定、既存店舗の有無など)
  • 無料のビジネス機能(メールマーケティング、Googleリスティングなど)
  • テーマの選択

この初期設定は後から変更可能なので、まずは基本的な情報を入力して進めましょう。セットアップウィザードが完了すると、商品登録や決済設定を行う画面に進みます。

決済方法の設定

日本国内でECサイトを運営する場合、以下の決済方法を用意することをおすすめします。

  • クレジットカード決済(Stripe、Square、PAY.JPなど)
  • 銀行振込
  • 代金引換
  • コンビニ決済(拡張プラグインが必要)
  • 後払い決済(GMOペイメント、Paidyなど)

特にクレジットカード決済は必須です。Stripeは海外サービスですが日本語対応しており、導入が比較的簡単で手数料も3.6%と競争力があります。WooCommerceとの連携プラグインも公式から提供されているため、初心者にもおすすめです。

商品登録と効果的な商品ページの作り方

ECサイトの成功は商品ページの質に大きく左右されます。ここでは、売上につながる商品登録のポイントを解説します。

商品登録の基本手順

WordPress管理画面の「商品」→「新規追加」から商品を登録します。入力すべき主な項目は以下の通りです。

  • 商品名:検索されやすいキーワードを含める
  • 商品説明:詳細な情報、使い方、素材、サイズなど
  • 商品の簡単な説明:検索結果や一覧ページに表示される短い説明文
  • 商品データ:価格、在庫、配送設定など
  • 商品画像:メイン画像と複数のギャラリー画像
  • カテゴリーとタグ:商品の分類

商品画像は特に重要です。最低でも3〜5枚、できれば8枚程度用意しましょう。メイン画像は正方形(800×800ピクセル以上)で、白背景または使用シーンがわかる画像が効果的です。異なる角度からの写真、ディテール画像、使用イメージなど、購入判断に必要な情報を視覚的に伝えることが大切です。

商品バリエーションの設定

サイズや色違いなど、複数のバリエーションがある商品の場合は「可変商品」として登録します。例えば、Tシャツでサイズ(S/M/L)と色(白/黒/グレー)のバリエーションがある場合、それぞれの組み合わせごとに価格や在庫を設定できます。

バリエーションを設定する際は以下の手順で行います。

  1. 商品データで「可変商品」を選択
  2. 「属性」タブで属性(サイズ、色など)を追加
  3. 「バリエーション」タブで各組み合わせの価格・在庫を設定

適切なバリエーション設定により、顧客は一つの商品ページで希望の商品を選択でき、ユーザー体験が向上します。

SEOを意識した商品ページ作成

商品ページは検索エンジンからの流入を獲得する重要なチャネルです。以下のポイントを押さえましょう。

  • 商品名に検索キーワードを含める(例:「オーガニックコットン Tシャツ メンズ」)
  • 商品説明は最低300文字以上、できれば500〜800文字書く
  • 画像のaltタグに商品名や特徴を記述する
  • 関連商品やアップセル商品を設定して回遊率を高める
  • 顧客レビュー機能を有効化してユーザー生成コンテンツを増やす

実際、商品説明を充実させたECサイトでは、オーガニック検索からの流入が平均40%増加したというデータもあります。手間はかかりますが、長期的な集客効果は非常に高いと言えます。

配送・税金・在庫管理の設定

ECサイト運営では、配送設定や税金計算、在庫管理も重要な要素です。適切な設定を行うことで、運営の効率化と顧客満足度の向上につながります。

配送設定の最適化

WooCommerceでは柔軟な配送設定が可能です。「WooCommerce」→「設定」→「配送」から、配送ゾーンと配送方法を設定します。

日本国内向けのECサイトであれば、以下のような設定が一般的です。

  • 配送ゾーン:日本全国を一つのゾーンとして設定、または地域別に細かく設定
  • 配送方法:定額配送、無料配送、重量ベース配送など
  • 送料無料の条件:「5,000円以上購入で送料無料」などの設定も可能

例えば、ヤマト運輸や佐川急便の料金体系に合わせて、重量や地域ごとに配送料を設定することもできます。また、「Table Rate Shipping」などの拡張プラグインを使えば、より複雑な配送料計算も実現できます。

税金設定と法令遵守

日本でECサイトを運営する場合、消費税の設定は必須です。「WooCommerce」→「設定」→「税」から税率を設定します。

  • 標準税率:10%
  • 軽減税率対象商品:8%(食品、新聞など)
  • 税込表示:日本では税込価格の表示が義務化されています

2021年4月から、商品価格は税込表示が義務付けられているため、WooCommerceの設定でも「税込価格で表示」を選択しましょう。また、商品ごとに税率を変更することも可能なので、軽減税率対象商品がある場合は個別に設定します。

在庫管理の自動化

在庫管理はECサイト運営の要です。WooCommerceでは以下の在庫管理機能が標準装備されています。

  • 在庫追跡:商品ごとに在庫数を管理
  • 在庫切れ時の表示:「在庫切れ」や「入荷待ち」などのステータス表示
  • 低在庫通知:設定した在庫数を下回るとメールで通知
  • バックオーダー:在庫切れでも注文を受け付ける設定

特に低在庫通知機能は重要です。在庫が5個以下になったら通知するように設定しておけば、在庫切れによる販売機会の損失を防げます。また、複数の販売チャネルで在庫を共有している場合は、「WooCommerce Stock Manager」などのプラグインで一元管理することをおすすめします。

集客とマーケティング施策

ECサイトを作っただけでは売上は伸びません。効果的な集客とマーケティング施策を実施することが成功の鍵となります。

SEO対策で自然検索からの流入を増やす

WooCommerceサイトのSEO対策として、以下の施策を実施しましょう。

  • Yoast SEOまたはRank Math SEOプラグインの導入
  • 商品ページごとのメタタイトル・メタディスクリプション最適化
  • 構造化データ(Schema.org)の実装で商品情報を検索エンジンに正確に伝える
  • ブログ機能を活用したコンテンツマーケティング
  • ページ表示速度の最適化(WP Rocketなどのキャッシュプラグイン使用)

特にコンテンツマーケティングは効果的です。自社商品に関連する情報を発信するブログ記事を定期的に公開することで、検索エンジンからの流入を増やすことができます。例えば、アパレルECサイトなら「春の着回しコーデ10選」、食品ECサイトなら「プロが教える美味しい○○の選び方」などの記事が有効です。

メールマーケティングで顧客と継続的に接点を持つ

メールマーケティングはECサイトにおいて非常に高いROI(投資対効果)を示します。WooCommerceでは以下のメール施策が実施可能です。

  • MailPoet、Klaviyoなどのメールマーケティングプラグインの活用
  • カート放棄メール:カートに商品を入れたまま購入しなかった顧客へのリマインド
  • 購入後のフォローアップメール:商品レビュー依頼や関連商品のレコメンド
  • セグメント配信:購入履歴や興味関心に基づいたパーソナライズドメール
  • クーポン・割引情報の配信

特にカート放棄メールは効果が高く、適切なタイミング(30分〜1時間後、24時間後など)で送信することで、10〜15%の顧客が購入を完了するというデータもあります。

SNSとの連携で認知度を高める

Instagram、Facebook、Twitterなどのソーシャルメディアと連携することで、商品の認知度を高められます。

  • Instagram Shopping機能との連携(商品タグ付け投稿)
  • Facebook ShopとWooCommerceの同期
  • SNSシェアボタンの設置
  • ユーザー生成コンテンツ(UGC)の活用

WooCommerceには「Product Feed」プラグインを使うことで、商品カタログをFacebookやGoogleショッピングに自動的に連携できます。これにより、複数のチャネルで商品を露出し、集客の機会を増やすことができます。

運用とセキュリティ対策

ECサイトは構築後の運用が重要です。特に個人情報やクレジットカード情報を扱うため、セキュリティ対策は万全にする必要があります。

定期的なメンテナンスとアップデート

WooCommerceサイトの安定運用には、定期的なメンテナンスが欠かせません。

  • WordPress本体、WooCommerce、テーマ、プラグインの定期アップデート
  • データベースの最適化(週1回程度)
  • バックアップの自動取得(UpdraftPlus、BackWPupなどのプラグイン使用)
  • エラーログの確認と対処
  • 不要なプラグインの削除

アップデートは重要ですが、いきなり本番環境で実施するとサイトが動かなくなるリスクがあります。可能であればステージング環境(テスト環境)で先にアップデートを試し、問題がないことを確認してから本番環境に適用しましょう。多くのレンタルサーバーでステージング機能が提供されています。

セキュリティ対策の強化

ECサイトは攻撃者の標的になりやすいため、以下のセキュリティ対策を必ず実施してください。

  • SSL証明書の導入(https化)
  • セキュリティプラグインの導入(Wordfence、iThemes Securityなど)
  • 強固なパスワードの設定と定期変更
  • 二段階認証の導入
  • ログイン試行回数の制限
  • 管理画面URLの変更
  • ファイルのパーミッション設定の最適化

また、PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)という、クレジットカード情報を扱う事業者向けのセキュリティ基準があります。WooCommerceでStripeやSquareなどの決済代行サービスを使用すれば、カード情報が自社サーバーを経由しないため、PCI DSSへの対応負担を軽減できます。

顧客データの管理と法令遵守

ECサイトでは顧客の個人情報を扱うため、プライバシーポリシーの掲載と適切なデータ管理が必須です。

  • プライバシーポリシーページの作成と掲載
  • 特定商取引法に基づく表記ページの作成
  • Cookie使用の同意取得(GDPR対応が必要な場合)
  • 顧客データへのアクセス制限
  • データ保持期間の設定と定期的な削除

WooCommerceには「個人データのエクスポート」と「個人データの削除」機能が標準で備わっており、顧客からの要請に応じて対応できるようになっています。これはGDPR(EU一般データ保護規則)への対応も見据えた機能です。

まとめ:WordPressとWooCommerceで始めるEC事業

ここまで、WordPressとWooCommerceを使ったECサイトの構築から運用までを解説してきました。最後に重要なポイントをまとめます。

WooCommerceの最大の魅力は、低コストで始められることと、高い拡張性です。月額数百円のレンタルサーバー代だけで本格的なECサイトを構築でき、売上が伸びてきたら機能を追加していくという段階的な成長が可能です。

成功のカギは以下の3点です。

  • 商品ページの質を高める:詳細な説明、魅力的な写真、SEO対策
  • 継続的な集客施策:SEO、メールマーケティング、SNS活用
  • 安全な運用体制:定期的なメンテナンス、セキュリティ対策、バックアップ

ECサイトは作って終わりではなく、運用しながら改善を続けていくことが大切です。アクセス解析ツール(Google Analytics、Google Search Consoleなど)を活用して、どのページがよく見られているか、どこで離脱しているかを分析し、継続的に改善していきましょう。

初めてのECサイト構築は不安も多いかもしれませんが、WooCommerceは世界中で使われている実績あるプラットフォームです。豊富なドキュメントやコミュニティのサポートもあるので、困ったときも解決策を見つけやすい環境が整っています。

あなたのビジネスに合ったECサイトを構築し、オンラインでの販売を成功させてください。最初は小さく始めて、顧客の反応を見ながら成長させていくことが、長期的な成功につながります。

まずは無料相談から始めませんか?

INOTEMでは、Webサイト制作・SEO対策・業務自動化など、貴社のWeb戦略を幅広くサポートしています。まずはお気軽にご相談ください。

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